【5分でわかる株知識】NISAってなに?新NISAとの違いは?
最近、新NISAが話題ですね。
そもそもNISAってなんですか?と質問を受けることがあります。
NISAは詳しくわからずにやっている人も多いです。
損をしないためにも、ぜひ理解して株式投資を始めてほしいです。
NISAを理解するには、まず株式投資についてざっと知っておく必要があります。
(NISAだけ読みたいという人はもくじからジャンプしてください。)
そもそも株がよくわからない!と言う人はこちらの記事へ↓
もくじ(タップでジャンプ)
株式投資の流れ
株式投資の流れをざっと書くと、、
1、証券会社に口座を作る→2、口座の種類を選び入金する→3、株を購入し、タイミングを見て売る
買った額より高く売れたら利益がでます、バンザイ!
こういう流れになっています。
もう少し詳しく書くと、、
1、証券会社に自分名義の証券口座を作る
↓
2、口座の種類を選んで入金する
(一般的には、NISA、つみたてNISA、特定口座が多い)
↓
3、株を購入し、タイミングを見て売る
(口座種類によって買える株は異なる)
ちょっとややこしくなってきましたが、、
投資の流れさらに詳しく
証券会社に口座を作ったら、口座の種類を選びます。
NISAはその口座の種類のひとつです。
選ぶ口座はいくつかあります。
NISAが登場するまでは、特定口座か一般口座がありました。
NISAとつみたてNISAは併用できないので、どちらかを選ぶ必要があります。
NISA口座は、一人ひとつしか持つことができません。
色々種類があるので、表で見てみましょう♫
口座の名称と期間 | 概要 | 非課税期間 |
一般NISA 2014年〜2023年 | 一般株式や投資信託:年120万 (つまり個別の株商品か、詰め合わせパックか) | 5年 |
つみたてNISA 2018年〜2042年 | 投資信託による積み立て:年40万円 (詰め合わせパックを積み立てる) | 20年 |
ジュニアNISA 2016年~2023年 | 19歳以下の子供を持つ親向け:年80万円 | 5年 |
新NISA 2024年〜恒久化 (ずっと変わらん) | 一般NISAと積立NISAの併用(年360万) (下記の新NISAのところで詳しく) | 無期限 |
特定口座 | 証券会社が1年間の売買損益を計算し年間取引報告書を作成 (証券会社がややこしい計算する) | なし |
一般口座 | 投資家が1年間の売買損益を計算して確定申告をする (つまり自分でやらなあかん) | なし |
つまり、NISAが出てくるまでは、計算しなく良い特定口座を選択する人が多くいて、
NISAが出てきて、お得なのでプラスしてNISA口座を持つ人がいたり、
特定口座を何社もの証券会社で持ってて、かつNISAをさらにひとつ持っている人や、
つみたてNISAのみ口座を作って運用している。
などなど、人によって様々です。
NISAについて詳しく知ろう
NISAとは、簡単に言うと、
「株を売買したときの利益に税金がかかりませんよ〜」というもの。
厳密に言うと、税金がかからないのは120万円までです。
ちなみに、配当金にも税金がかかりません。
配当金とは、株を持っている人に企業から支払われる還元策のひとつです。
業績が良かったときにね。
それと、NISAの名称はNippon Individual Saving Accountの略。
余談ですが、黒木瞳さんが命名したとか。(日経新聞にそう書いてたらしい)
NISAは税金がかからないからお得と言っても、限度額やら色々と決まり事があります。
『こんな額ならやったって意味ないがな〜!』と持論を展開していた僕ですが、
2024年からは枠が広がって、限度額にも大幅に変更がありました。
新NISAについて詳しく知ろう
では、わかりやすいように今のNISAとの比較を見てみましょう!
今のNISA | 新しいNISA | |||
NISAの種類 | 一般NISA | つみたてNISA | 成長枠投資 (一般NISA) |
つみたて投資枠 (つみたてNISA) |
制度の併用 | 不可 | 可能 | ||
投資上限の額 (1年) |
120万 | 40万 | 360万(成長枠240万、つみたて枠120万) | |
生涯非課税の限度額 | 600万 | 800万 |
1800万(成長枠1200万) |
|
売却時の限度額 | ーー | 買付額分の投資枠再利用可能 | ||
非課税保有期間 | 5年 | 20年 | 無期限 | |
実施期間 |
2023年 |
2042年まで新規買付2023年まで |
2024年〜恒久化 |
|
対象年齢 | 18歳以上の成人 | 18歳以上の成人 | ||
買付の方法 |
スポットと |
積立 | スポットと積立 | 積立 |
対象の商品 |
株式 |
投資信託 | 株式 投資信託 ETF |
投資信託 |
マネックス証券HPを参考に作成
つまり今のNISAとの違いは?
新NISA制度の大切なところは、
表で示した赤字のところ、以下の5つです♫
1、これまで併用できなかった、一般NISAとつみたてNISAの併用が可能になった
2、1年間の投資上限額が最大360万円に拡大された
3、生涯の非課税限度額が最大1,800万円で新設された
4、非課税での保有期間が無期限になった
5、制度が恒久化、つまり永久不変となった
と言うわけです。
政府は、国民が持っているお金を吐き出させようと必死なのです。
でも、税金がかからないからと安易に手を出すのは危険です。
わからないから投資信託にしよう!と言われるがまま買うのはNG
証券会社の投資信託=”詰め合わせパック” で恐ろしいほどのマイナスを出している人の相談に乗ることも多々あります。。
それなら、金利はほぼ無いとはいえ、銀行に置いておくほうがまぁし。
株は誰にでもできるようになるので、決して金融会社の言われるがままになってはいけません。
もちろん多少時間はかかりますが、コツコツと学びを積み重ねていきましょう。
今やってるNISAはどうなる?
すでにNISA口座を持っている人は、そのまま新NISAに変更されます。
新しい口座に移す(移管する)必要はありません。
口座開設は新NISAになるまで待つべき?
まだ口座を持っていない人は、今NISA口座を作るのはめちゃめちゃお得。
なぜなら、NISAと新NISAの非課税枠は別なので、両方の非課税枠が使えると言うこと。
今からNISAを始める人のほうが、合計の限度額は多くなります!
例えば、今のNISAで120万、来年以降の新NISAで1800万=1940万
年末が迫っていますが、口座開設はすぐできるので、今が狙い目です。
とは言え、売買する際にはきちんと学んで自分の資産を安全に運用してください。
本気で学びたい、ちゃんと資産を守りたい、そんな方々に丁寧にお教えしています。
いつでもお気軽に学びにいらしてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、一般株と投資信託の違いについてわかりやすく書きたいと思います♫
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