【3分でわかる投資術】もらった株の運用方法
最近多いご相談。
相続した株をできる限り損しないで売りたい。
できればうまく運用して増やしたい。
もらえる株があるなんて!うらやましい限りです!
今日は、もらった株を損せずに運用できるか、その質問にお答えします。
株式投資の心得にも通じるので、投資をしている人もぜひお読みください!
もくじ(タップでジャンプ)
相続した株を放置していると危険?
相続した株を長期間、置いたままにしていると、、、
以下のようなことが起きることがあります。
1、手がつけられない状態になる
相続当時は高価な株でも、時代とともに下がるものも多くあります。
例えばスマホの登場によって、フィルムの会社が潰れたり、業態を変更したり。
世間の健康志向が強くなり、お酒の会社がサプリメントを販売し出したり。
業態を変えて、うまくいく会社もあれば、そうでない会社もありますね。
特に昔の株は長い期間放っておくと、すごく下がっていることが多々あります。
そうなると、売るのももったいない、置いていても得がない。
もらったものだし、少しでも現金にしようか、、、と思ったり。
でも、大事な人からもらった株を無駄にしたくないと思うと、、
そのままになってしまうことが多々あるのも理解できます。
人間だもの
2、上場廃止や倒産することがある
また、放置していると、大企業でも潰れることがあります。
上場廃止になったら、株券はただの紙切れです。
もう泣くしかありません。
リーマンブラザーズ、日本航空、そごう、ハウステンボス、千代田生命、、、
大企業が倒産することは、これまでも多々ありました。
(倒産=上場廃止ではありません。縮小や合併、企業買収など上場廃止の理由は様々です。)
3、年季の入った会社の株価は上がらない・・・
そして、放っておいている間にものすごく下がってしまってることもあります。
昔すごくよかった会社で、年月を経て今すごく下がっている株。
おそらく、よっぽどのことがない限り再度上がるのは見込めないでしょう。
今後どうなるかを予測するには、世界情勢や、社会の動向などを知っておくことが大切です。
昔よかった会社も、今では残念なことになっていることもよくあるのです。
ですので、ほったらかしにせずに、最低限しておいた方が良いことをお伝えします。
相続した株を持っているなら最低限しておくこと
1、1週間に3回くらいは価格をチェックする
株式投資が未経験の人には、価格をみても意味がわからないかもしれません。
でも、せっかくの機会ですので株式投資を学んでみることをお勧めします。
原価0円です、すごいことです。
1円でも上がったら全部利益です!
失敗しても損しても、原価0円!
うらやましい限りです。(←しつこい)
これを機に学んで、少しでも投資ができたら、、、
利益は大きい上に、学べて自己防衛できるようになります。
株価をチェックするのは、証券会社に証券口座を持つのがお勧めです。
証券口座は無料で作れます。
その際ネットでの株取引に強いところが良いですね。
楽天証券や、大和コネクト証券がお勧めです。
2、その銘柄の情報を学ぶ
価格をチェックすると同時に、その銘柄の詳細を知っておくことも重要です。
どんな会社でどんな事業なのか、将来性はどうか、、、
など、その企業の情報をしっかりと学んでください。
なぜなら株式投資の基本は、その企業のオーナーの一員になって応援することですから。
銘柄についての情報も同じく、証券口座を作って詳しく調べることができます。
3、配当の有無を確認する
銘柄について調べると同時に、配当があるかどうかチェックしましょう。
その有無によって、下がっている場合手放すのか、配当だけもらうために持っておくのか。
など方向性を決めることができます。
配当とは、株主が得ることができる権利で現金です。
4、相続した時の価格と今の価格を知る
さらに、相続した時の価格と、現在の価格をきちんと知っておきましょう。
どれくらいの上下があるのか。
マイナスがあったとしても、目を背けずに今後どうするか決めておくことは大切です。
とは言っても、もうすでに何年もおいている、気にはなってるけど、、という方が多いのも知っています。
これからどうしたらよいか?僕の提案です。
そんなんいうても〜すでに放置してきたならどうする?
1、そのまま放置する
どうしようもないくらい下がっている。
でも少し配当がある。
売却したら少し現金が入ってくる。
でも株をくれた親の顔がチラつく・・
こういう時は、そのまま持っておいて、配当をもらいましょう。
2、ほったらかしが気になるなら株を勉強する
株を基本からきちんと学んで、株式投資の手法を身につけることも一つの道です。
それができたら、ナンピンをしたり、思い切って売却したり。
自分の納得のいく判断をすることができます。
●ナンピンとは?
持っている株の価格が下落したときに買い増しをして、
購入時の平均単価を下げることを意味します。
これをすることによって、損を減らすことができます。
「難」の「平均」を取るという意味の「ナンピン」です。
詳しくは【3分でわかる株用語】ナンピンってなんだ?を読んでください。
まとめ 相続した株を損せずに運用できるか?
損せずに運用できるかの質問の答えですが、
損をするかしないかは、もらった株の状態や購入当時の金額にもよります。
そして、もらったあなたが、どれくらいの投資知識を持っているかにもよるでしょう。
なぜなら、相続した年季の入った株は下がっていくことが多々あります。
気がついた時には何も手を打つことができなくなります。
以下のどの方法を取るのか自分で選択し、早めの決断が必要なのです。
- もらった時に信頼できる人に相談する。
- 株式投資の勉強をする。
- 勉強しないなら思い切って売却して現金にしておく。
- 配当金目的でずっと持っておく。
いずれにしても、きちんと自分で決めていくことが大切です。
損をしないで運用できるか?の答えは
「株式投資の知識経験によって変わる。」となります。
「なーんだ残念」って思う方も多いかもしれません。
でも一朝一夕にはいかないのが、株式投資です。
それはお金のこと全般に言えることかもしれませんね。
そして、だからこそ、楽しいとも言えますね!
もし少しでも学んでみたいと思った人は、
株式講座コミュニティにいらしてくださいね!
最後に 株式投資で大切な3つのこと
相続した株にせよ、自分で買った株にせよ、大切なことは以下の3つです。
1、持っている銘柄と向き合うことを継続する
2、証券マンの言われるがままから卒業する
3、株の9割はガマン料と心得る
株式講座を開催したり、コンサルを受けたりする中で、
証券会社に勧められるがままにファンド(=投資信託=トーシン)を購入し、すごく損をしてしまったという方や
銀行マンに勧められたファンドで退職金の半分ほどを損した、という相談者の方もおられました。
僕もとても悔しい気持ちになります。
自分の資産を自分で守り、運用する。
これは難しいようで、実はそうではありません。
誰でもきちんと基礎から学んでいけばできるようになるのです。
自己防衛できる人を増やしたくて株式講座の講師をやっています。
僕と一緒に株を学び自己防衛し、自分の人生の舵をとって進んでいきましょう!
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